konge-log.gif

今回の一押しは「夏の思い出」だあ!

2009年8月31日
 

 日中はまだ暑い日が続きますが、それでも朝晩の風に秋を感じる季節となってきましたね。深夜に窓を開けて虫の音を聞いていると、今日起きたビジネス上のさまざまな出来事が走馬燈のように思い出され、「松茸ももうすぐだな…」なんて感慨に耽ってしまう私です。

 それにしても今年も雨がたくさん降りました。雨は降るわ、地震は来るわ、おまけに地震の誤報まで来るわ、で大騒ぎの夏でしたが、それも間もなく終わりです。皆さんはどんな夏を過ごされたでしょうか。素敵な思い出はできましたか?

 私はといえば、今年の夏はいろんな事をやってしまいました。何年か前から、まとまった夏休みは取らないことにしているので一週間ハワイに行ったなどというビッグなイベントは今年もありませんでしたが、それでも週末に家族と旅行に行ったり、庭の芝刈りをしたり、息子とゴルフに行ったり、庭の芝刈りをしたり、庭の芝刈りをしたり、庭の芝刈りをしたり、と細かいイベントが結構ありました。
 今回は、そんな中からいくつかを皆さんにご紹介させて頂きたいと思います。

 まず最初は「尾瀬岩鞍ゆり園」です。
 「尾瀬岩鞍ゆり園」というのは群馬県片品村にある美しい施設で、群馬県といえば私の娘が働いている牧場があるところです。そうです、週末に娘の家に一泊して、その翌日に娘の案内でここに行ってみたのでした。尾瀬岩鞍と聞けば、スキーをなさる方はピンと来るのでしょうが、冬場は有名なスキー場になるところです。なかなか上手な二毛作営業で、スキー場のゲレンデに何十万個という百合の球根を植えておき、冬はスキー場、夏は「ゆり園」として営業しているとのことです。別のスキー場では「ラベンダー園」というのもやっていました。
 リフトに乗ってなだらかな坂を上がっていくと、そこには驚くほど美しい景色が待っています。白、ピンク、オレンジ、黄色、ワインカラーなど、実にさまざまな種類の百合がとんでもない数で咲き誇っていました。リフトを降りてゲレンデを見下ろせば、斜面には色とりどりの無数の百合の花が咲き乱れ、遠くの空はどこまでも青く、白い雲が浮かび、ありとあらゆる色をすべて使った一幅の絵のようです。言葉ではなかなか伝わりませんので、ちょっと写真をお目にかけましょうか。


 リフトの下はユリ畑       とても美しいユリ園

 色とりどりのユリが咲き乱れています

 いかがですか、本当にきれいでしょう?この日は天気も良く、空気の澄んだ山の上では紫外線が肌に痛いほどでした。標高はかなり高いはずなのに、なかなかの暑さです。愛犬はるちゃんも一緒に連れて行きましたが、いつも家の中でおとなしくしているはるちゃんには驚くほどの暑さだったに違いありません。そりゃそうですよね、真夏にあんな毛むくじゃらな着ぐるみ着たら、人間だったら熱射病間違いなしです。
 ゲレンデの休憩所にはぺット連れのために「ワンちゃんの水飲み場」というのが用意されていました。ああ、ここではるちゃんに水をあげられると思ったら、何を思ったか、はるちゃんは水たまりに一目散に飛び込んでしまいました。コラコラ、ここは水飲み場だよ、プールじゃないよ、と日本語で言ってみましたが、相手は犬ですから通じるはずがありません。ものすごく臆病なはるちゃんですが、このときばかりは思い切った行動でゆっくりと水浴びをさせてもらいました。


 コラコラ、何してんの~?    どっぷり浸かるはるちゃん

 あー面白かった。というわけで次の話題に行きます。次は一転して室内の遊びで、なんとペーパークラフトです。
 私、こう見えて手先は結構器用な方で、子供の頃にはプラモデルの製作に夢中でした。もっとも私の子供時代にはガンダムとかなんとかいう漫画チックなものはほとんどなく、専ら戦闘機や軍艦などの武器のミニチュアばかりです。メッサーシュミット、B-17、コルセア、零戦、紫電改、一式陸攻などの飛行機の名前は今でもスラスラ出てきますし、双胴のロッキードP38ライトニング、独特な空気取り入れ口を持つP51ムスタングなどは、その美しさに魅せられて何回もプラモデルを作り、そして最後は火をつけて燃やして遊びました(笑)。
 大人になってからは、飛行機のプラモデルというわけにもいかないのでペーパークラフトに転向です。もう10年以上も前になりますが、ドイツのウルム大聖堂という教会建築のペーパークラフトとたまたま出会い、それが面白くて一生懸命作りました。
 ペーパークラフトというのは、ペーパークラフトというくらいですから紙でできています。きれいに印刷された型紙を切り抜き、切り出した部品を指定されたとおりに折って、専用のボンドで貼り付けて、少しずつ少しずつ作っていくのです。ものすご~く根気の要る作業です。でもその分、出来上がったときの達成感はたまりません。
 昔作った大聖堂ですが、その後、妖怪「はたきかけ」に何度も壊されかけ、引っ越しの荒波も乗り越えて、現在でも我が家に鎮座しています。昔の自慢で恐縮ですが、その勇姿をちょっとお目にかけましょう。


 今でも美しい「ウルム大聖堂」

 どうです?なかなかカッコいいでしょう? かなり手応えのある遊びなのでいつかまたやりたいなと思っていたのですが、今年の夏に某ショップでそのペーパークラフト熱が再燃する商品と出会ってしまいました。その名もクイーンエリザベス号です。そうです、言わずと知れたあの美しい豪華客船です。
 お店でこれを見つけたとき、私はほとんど即決で買うことに決めてしまいました。ところが品物を片手に家に帰ると、不思議なことに、かつてのような情熱が体のどこからも湧いてきません…。買ってきたままの包みはいつまでもテーブルの上に放置されたままです。いかんいかん、せっかく買ったのに。あんたが欲しいって言ったから買ってあげたんだよ!という昔どこかで聞いた母親の怒鳴り声が耳元に聞こえてくるようです。
 そこである日、私は夏休みの宿題をやっつける子供みたいにLOFTに出かけていきました。ペーパークラフトをやるためには最低限の道具が必要なのですが、引っ越しでそんなものはどこかに散逸してしまい、家のどこを探しても見当たりません。そこで文具専門コーナーで、カッター、はさみ、定規、紙用ボンドなどを購入することにしたのです。


 工具セット       これがクイーンエリザベス?

 この際だから女の人にお教えしておきますが、男というのは道具でやる気が出る生き物です。要するにおもちゃが欲しいんですね。いい年になっても精神構造は子供時代から何も変わっておりません。
 料理をするなら包丁、ゴルフをするならクラブ、釣りなら釣り竿、音楽なら楽器。そして上手くいかないときは、自分のことは棚に上げてすべて道具のせいになります(笑)。おじさんになると金回りもよくなるので、小遣いはどんどん道具に費やします。体は一つなのにゴルフクラブを何十本も持っている人とか、ギターのために一部屋借りている人とか、そんな人は私の周りに何人もいます。
 私もカッターとボンドを手に入れて、俄然やる気が出てきました。そして数週間ほったらかしにしたクイーンエリザベスちゃんをいよいよ開封する日がやってきました。

 プラモデルもそうですが、工作は最初が一番肝心です。下手な人はマニュアルをよく読まずに慌ててガチャガチャと作り始めて、切ってはいけない部品をバッサリ切り落としたり、とんでもないところに接着剤をつけたりして大失敗します。品物に手をつける前に、まずは説明書を最初から最後までじっくり読み、全体のイメージを頭に入れ、工作のルールを理解してから作業に取りかかるべきなのです。
 大人である私は、今回もじっくりマニュアルを読み、そしてドキドキしながら息を殺して最初の部品にナイフを入れます。というか、入れようと思いました。そしたら思いもかけないことが起きていたんです。あれあれ?よく見えないぞ……。
 そうです。知らないうちに私は年をとっていたのでした。レーガン大統領の弟のローガン大統領が私の目を襲っています。私は近視なので、眼鏡を外せば近いところが見えますが、そうすると全体像がぼやけます。そこで眼鏡をかけると、今度は手許にピントが合いません。眼鏡をかけたりはずしたり、めんどくさいことこの上ありません。そのうちに、毎日仕事で忙しいのに何でこんなめんどくさいことしなきゃならないの?なんて怨みがましい気持ちになったりします…。いやですね、年をとるって。


 本を開くときれいな印刷物が…

  
 丁寧に切り取ると船の部品になります。

 というわけで、目が見えなくては手先の器用さも生きません。少しずつ作業を進めましたが、そのスピードは往年の半分以下です。ようやく外側左半分ができたところで根気のエネルギーが切れ、初日は放り出してしまいました。エリザベスちゃんはいつ進水できるのでしょうか。まったく見当がつきません。
 あ~肩が凝った。というわけで目を使う細かい遊びは止めにして、やっぱりアウトドアに戻ります。

 そこで今度は週末京都旅行です。「そうだ、京都、行こう」はJR東海のキャッチコピーですが、我が家でも久し振りに連休が取れた娘から「そうだ、京都、行こう」のメールが来て、何となく実現の運びとなりました。
 京都といえばしっとりとした古都の街、着物を着た舞妓さんがしゃなりしゃなりと、な~んていうイメージが浮かびますが、夏の京都は暑いのなんの、頭から汗が噴き出します。また家族旅行とくれば可愛い子供たちの手を引いて、な~んていうイメージが浮かびますが、子供といっても二十歳を過ぎた兄さん姉さんを連れた家族旅行なんて、暑いだの、眠いだの、酒が飲みてえだの、くたびれただの、お寺なんか見たくないだの、あ、こんなところにカマキリがいるだの、もう言いたい放題のわがままだらけで、隊長さんはかなり大変です。

 
 嵯峨野の竹林     天竜寺のカマキリ

 それでもまずは嵯峨野めぐりからスタートします。渡月橋から天竜寺、いかにも京都らしいうっそうとした竹林を抜けて大河内山荘、さらに化野(あだしの)念仏寺まで足を伸ばしました。途中のそば屋で食べた湯豆腐とおそばのセットは絶品でした。
 今回は天気に恵まれず、長時間に渡り雨が降っていましたが、そんなことでめげるわけにはいきません。翌日は東山の最南端、禅宗で有名な東福寺に行ってみました。ここは実に美しいお寺です。それこそ今年の「そうだ、京都、行こう」のポスターにバッチリ写し込まれているお寺です。その日はたまたま、日頃拝観できない三門が解放されていましたので、急勾配の階段を上がって三門の内部まで拝見することができました。

 
 怪しい姉弟カップル

 皆さん、お寺の門には「山門」と「三門」の二種類があるって知ってました?恥ずかしながら私は今回初めてそのことを知りましたので受け売りで説明しちゃいますと、普通のお寺の門は「山」がつくほうの「山門」なんだそうで、「三」がつく「三門」というのは禅宗のお寺に限った呼び名だそうです。
 そして「三門」とは、空門・無相門・無願門の三境地を経て仏国土に至る門、三解脱門(さんげだつもん)を表すということだそうで、そう言われても私には何のことだかよく分かりませんが、禅寺は修行の場なので、そういういくつものハードルを越えて行かないと聖地にはたどり着けないぞ、という教えを形にしているらしい。税理士になるためには法人税や相続税、所得税、消費税などの税目のうち3つの税法科目に合格しなければなりませんから、いわば税理士になるための条件を形にしたようなもの、と言うこともできなくはありません。

 
 東福寺三門から

 お寺めぐりを楽しんだ後は、お待ちかね、夜のどんちゃん騒ぎです。酒飲みの家族一同ですから、夏の京都と言えば「川床料理」、鴨川のほとりで鱧や鮎などの京料理を楽しむのが定番コースでしょう。
 なんて偉そうなことを言いますが、実は私、いままで川床料理というのを体験したことがありませんでした。というのも、今まで京都といえば一人旅でしたので、一人旅に川床は似合いませんし、そもそも私は花見だとかバーベキューだとか、外で飲んだり食べたりすることがあまり好きではないのです。なんかガサガサするし、風が吹いたりホコリが舞ったりあまり清潔な感じがしないし、エアコンは効いていないし。
 ところが今回初めて川床料理を体験して、やはり歴史ある伝統行事にはそれなりの裏付けがあるんだな、ということがよく分かりました。川床料理というのは川沿いに高台の座敷を作り、そこで食事をするのですが、河原というのは常に風が吹き抜け、実に涼しく気分爽快です。そしてどういうわけか蚊や蝿がまったくいなくて、なかなか清潔な感じでした。お陰様で、月を眺めながら子供たちと酒を酌み交わす一夜は忘れられない思い出となりました。というわけで今月の一押しは、ささやかではありますが色々楽しんだ「夏の思い出」でした。

 さて皆様、心の中に何かが引っかかっていませんか? え、分からない? 分からない人は先月のこのコーナーの一番最後の部分を復習して下さい。 分かりました? そうです、種まきから始めた芝生育成の話です。
 先月、もし失敗したらこの話題には触れませんと言いましたが、自らこのテーマを導き出すということは……、そうです!ジャジャーン!大成功したのですぅ!

 というわけで、種まきから始めた芝生育成のプロセスを写真でお目にかけましょう。


 最初はこんなだった庭が…


 少しずつ芽が出て…


 気がつけばこんなに伸びてきて…


 やっと芝刈りまでたどり着き…


 ついにこんな感じ!


 はるちゃんも見守っています。

 どうですか~、わっはっは。なかなかやるでしょう? いやー、このためにかなりの労力と時間とお金をつぎ込みましたからね~。来月はもっともっと自慢しちゃうかもよ~。
 でも大きな声じゃ言えないけど、今の心の痛みはクイーンエリザベスちゃんなんだよな…

HOME ・ LIST ・ TOP