<第百四十九回:問題と解答>
[出題日:2004.04.26(月)  解答発表日:2004.04.30(金)]

[問題]
 F株式会社は、会社で使用するCD−ROM版の百科事典1枚を32万円(税込)で購入しました。この場合の会計処理として正しいものは次のうちどれでしょう?
 ちなみにこのCD−ROMは百科事典全20巻が収容されているものです。
@ソフトウェアに該当し5年で償却しなければならない
A有形固定資産に該当し法定耐用年数で償却しなければならない
B二十巻が1枚のCD−ROMに収容されているだけなので図書研究費として経費に落とすことができる

               <出題者:うみんちゅ>

[正解]A
 有形固定資産(器具備品)として法定耐用年数(5年)で償却しなければなりません。 
 どんなに1巻あたり10万円未満のものでも購入したCD−ROMは1枚なので1枚あたりの値段で判断します。
 また@については、ソフトウェアの定義が「コンピュータを機能させるように指令を組み合わせて表現したプログラム等」であるため、本問のような単に情報を得るためだけのCD−ROMはこれに該当しません。